2022.09.01
2022年9月1日より旭川市下水処理場から排出された下水汚泥を提供していただき、中核市規模の下水汚泥における堆肥化無臭実証実験を開始しました。
現在、中国の肥料輸出規制やロシア・ウクライナ情勢などにより、世界的に肥料の高騰や調達に支障をきたしています。
下水汚泥には、肥料に欠かせないリンや窒素を含有しており、有機分の分解が比較的早いことから、養分供給能力が高く化学肥料代替効果が大きい有機肥料となります。
そこで、不測の事態に備え、恒久的に排出される下水汚泥を堆肥化し、化学肥料の代替効果や循環利用の検証を行います。
下水汚泥の堆肥化については、過去に美瑛町との取組で実績がありますが、市町村によって汚泥の組成が異なることから、当社独自技術の下水汚泥無臭堆肥化システム(特許取得)を活用した、中核市規模の下水汚泥においても臭気のない安心安全な堆肥化が可能か実証実験を行い、循環利用の可能性を模索していきます。