実例としまして、旭川紋別自動車道の切土法面の分析についてご説明します。
当初の設計植生工法は、植生基材吹付工の有機質系8cmでした。 これは岩盤部の植生として、従来より使われている代表的な工法です。
しかし、現地の岩盤を調査したところ、非常に吸水性が高い凝灰岩であったため、その特徴を活かし、岩盤を土壌改良することを計画しました。
そして、水で練り上げる土砂系の吹付工法を考え、イオンの反応により土粒子同士を結合する土壌粒子結合材を配合することで、従来不可欠であったラス張りを控除する工法を提案しました。
これにより、工期短縮とコスト縮減が図れると認められ、VE提案採用となりました。 ちなみに面積は2万2千uです。 |